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15/03/02
ポンメガネHPpick-up → 1930年代 ヴィンテージメタルフレーム
カテゴリー:pick-up
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1930年代 ヴィンテージメタルフレーム

ヴィンテージメタルフレーム ポンメガネ

希少な1930年代のヴィンテージメタルフレームが入荷

好景気にわき「狂騒の20年代」と呼ばれた後の時代。1930年代を襲った大恐慌に荒れたアメリカでは、ひそかに美しいメタルフレームが生み出されていました。潤沢な経済状況が要因となって様々な娯楽、芸術が花開いた1920年代の技術は職人によって引き継がれ、宝飾業界から優秀な職人がメガネ業界に流入ました。1930年代頃に製造されたメタルのメガネフレームは、「現在にいたるメガネの歴史において最も美しいフレームを生み出した時代」のアイテムとして特に貴重な存在です。

そんな輝かしい名を冠するフレームが、大宮店に入荷しました。ボストン(パント)・ラウンド(丸メガネ)・オクタゴン(八角形)など、形状もカラーもディテールも様々です。

当時のフレームは現行のモデルと比べると、総じてコンパクトなサイズが多いのですが、スケール感が現行のものとは異なるため、幅についてはジャストサイズまたは若干小さいかな?くらいのサイズでピッタリとハマります。お客様の好みがあると思いますので、様々なサイズが残っているうちにぜひお試しくださいませ。

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made in USA

今回仕入れたフレームは全て1930年代にアメリカで製造されたフレームです。ポンメガネでは未使用のデットストックフレームのみ取り扱っております。

表面に施された金の厚みによるものなのか、生産されておよそ80年も経ったアイテムとは思えないほど美しいフレーム。ドット状の突起がラインを描くミル打ちの表情は当然ですが、何も細工を施されない面のツヤ感も良い雰囲気です。

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マニアックなブランドのフレームもセレクトしてみました

ヴィンテージフレームと聞いてイメージしやすいブランドは、American Optical(アメリカン オプティカル)/TART OPTICAL(タート オプティカル)/SHURON(シュロン)/Boush&Lomb(ボシュロム)/SRO(スタイル ライト オプティクス)だと思います。仕入れた中には、1902年に創業した[ WINCHESTER OPTICAL ]のフレームもございます。

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形状もさることながら、ディテールの細やかさはやはり素敵です。

置いてある容姿に目が釘付けになるオクタゴンのフレームは、実はとても掛けやすく顔なじみの良いシェイプ。細かな装飾はリムの正面も側面も隈なく覆います。ここまで細かく見るためには手にとってじっと見つめなければなりませんが、数メール離れてもフレームに刻まれたディテールが密度の高い空気をまとっているのがわかります。

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人気の衰えない、American OpticalのFUL-VUEも入荷しました。

アメリカンオプティカルの名声を不動のものにした「FUL-VUE」も入荷しております。破れがございますがオリジナルのペーパースリーヴと、中に挿入されていた[EVER-TITE PLIER]のミニ広告がセットの商品です。

メタルのヴィンテージフレームの人気は、シンプル・仕上げ素材の良さ・緻密なディテールといった魅力だけにとどまらず、現在流通している様々なメガネ形状の分岐点となった歴史的な価値も含めて評価をいただいているからだと感じています。シンプルを追求していくと、それ以上分けることができない純粋なものに出会いますが、これらのフレームはその到達点の一つに位置するフレームです。

時代を先取りするメタルのフレーム。あえて過去のプロダクトをセレクトしてしてみるのはいかがでしょうか。

詳細画像やサイズなどはこちら ▶︎ ヴィンテージ メタルフレーム 在庫一覧ページ


*ケーブルテンプル(縄手)

1860年代後半より研究が始まり、1885年にAmerican Optical社が生み出した耳に後ろに巻きつくような機構を備えたメガネのツル。乗馬を趣味とする従業員が考案し、デザイナーに要望した結果生まれたデザインです。アメリカンオプティカル社が特許を取得し、当時このツルを採用したメガネは「乗馬眼鏡」と呼ばれていましたが、現在では一般的にケーブルテンプル(縄手)と呼ばれています。