8th collection。フロントセル表面に一切のネジや鋲が現れない構造のウエリントンコンビネーション。そのアセテートリムの中には(外からは見えませんが)柄入りのチタンの板が封入され、そこから伸びる筒をフロント背面に配したメタルリムが受け取り支持する構成です。
複雑な機構によって細さと剛性を獲得しています。ブラック記事の場合は中に封入した板が見えなくなりますが、シンプルに見えるようなデザインを実は細かな設計により成立させているところが面白いカラーです。
シェイプはウエリントン、ブリッジ側の下部はやや外に逃れるようなラインを描くアイヴァン7285らしいシェイプです。スマートでありながら、どこか飄々とした存在感が魅力。
「EYEVAN」は、1972年に”着るメガネ”というコンセプトのもとスタートしました。当時の職人たちが再興の技術を用い表現した「EYEVEN CRAFT」シリーズの美意識を踏襲したものが2013年5月にスタートした「EYEVAN 7285」です。「EYEVAN」全盛期と同様にグラフィックやブランドブック、付属品やノベルティなど須くクオリティの高いブランドとして国内外で確固たる地位を築きました。