フルリムタイプでスターリングシルバーの一山式フレーム
1930年代のAmericanOptical社のメタルフレームにあった「OR-6」というレンズ形状にとても良く似たシェイプは八角形(オクタゴン)。一山はアジア仕様の分類ですが、深さが三段階あるうちの中間のMedium形状です。これまでのアジア仕様だと距離が出過ぎてしまうお客様向けに生産されました。
42mmのレンズサイズですので、強いお度数のお客様にも提案したい一本。
カラーはSN-Xで、コーティングなしの艶のあるシルバー無垢。経年の変化があわられるコーティングなしを選択しました。以前はコーティング無しには特別な記載がありませんでしたが、近年はカラー番号の後に「-X」がつくようになっています。
テンプルは伸縮機能のついたAdjustable-temple。一般的に収納の際に折りたたむものと考えられていますが、実際には縮めた状態の剛性をもちいて顔をホールドするのが本来の使い方とゲルノットさんから伺いました。
しっとりとしていて重厚な一本です。経年を楽しむとても貴重なアイウェア。
メガネケースは木材を使用した開閉式。2色ございますが、どちらか一方のアソートでございます。
ドイツのデザイナー Gernot Lindner(ゲルノット リンドナー)が自身の名を関して設立した、スターリングシルバーを用いたアイウェアのみリリースする極めて玄人向けのブランド。 アンティークのアイウェアの収集家としても知られる同氏は、クラシックなアイウェアのデザインの歴史において極めて重要な存在です。自身がデザイナーとしてLunorを創業し成功を収め、惜しまれつつ引退したことは知られていましたが、その後突如ブランドを発表します。 悠々自適な老後の生活ではなく、長いアイウェアの歴史で消えていったシルバー製のアイウェアの開発に膨大な時間とエネルギーを注いでいたことがわかりました。 2018年のブランド発表時には、そのデザインの質がルノアと異なるため評価が様々でした。2019年、ご自身からブランドの成り立ちとシルバーのフレームにかけた情熱、そしてルノアの先にあるデザインを提案したコレクションであることがわかりポンメガネとして導入に至りました。