24/10/21
ポンメガネHP → event → SILMO Paris 2024 へ行ってきました。[前編] JACQUES MARIE MAGE とヴィンテージVITO PARISの買い付け
カテゴリー:event
タグ: VITO PARIS, 展示会/exhibition, 最新情報
今年も松沢が2024年9月20日からフランスのパリで開催されていたメガネの展示会「シルモ パリ 2024」を中心にアイウェアの買い付けに行ってまいりました。 SILMOは秋の展示会。春の展示会としてはイタリア・ミラノの展示会「mido(ミド)」が知られています。規模の大小は様々ですがその他にも、アメリカの「VISION EXPO(ビジョンエキスポ)」、ドイツの「opti(オプティ)」やオランダの「BOLD(ボールド)」なども有名です。 今回の記事では、先行して公開していたSNSの情報をまとめました。新作の詳細などは入荷したタイミングで個別に紹介予定です。 品質を無視した極端さではなく、日常使いの良いメガネという極めてシンプルなトピックにおいては2024年10月現在のアイウェアの最先端の情報だと思います。 今回は羽田空港から朝の便でした。東航路のため、離陸後何時間かで夜になります。 前回は出発から到着まで「ほぼ夜」という行程でしたが、今回は綺麗な風景を目にすることができました。 空はグリーンランド上空あたりから明るくなりはじめ、イギリス北部の街並みなど前回なかった楽しみがありました。新作のクリーニングクロスは行きの航路の何枚かで制作を開始しました。近日中に仕上がると思います。 着陸直前にSILMO会場がチラリ。 SILMO開催期間の前々日の午後にパリ・CGD空港に到着しました。 到着の翌日(9月19日)はSILMO開催前日のパリ市内にて、早朝からジャックマリーマージュの買い付け。午後はヴィンテージフレームの買い付けという二本立て。 予定よりも早く、会場となる「La Réserve Paris Hotel」についてしまったので時間までシャンゼリゼを散歩中。 プライベートの旅行だったら最高だな〜。という、湿度が低く・気温が低く・風がそよいでいて気候としては満点なパリ。 JMMの展示会場にて。製品は到着するまで公開はNG 。室「内」の公開は基本的にNGということでしたので、シャンゼリゼ大通り越しのグランパレ。 注文も過去一番の量となりましたのでご期待ください。出来上がり次第、お店に届くと思います。 昨年よりも半月ほど開催が早いので、紅葉はあまりみられませんでした。 JMMの展示会場はパリ8区。1区・4区と西から東へ今年も歩き倒しました。 特にサントノレ通り(rue Saint-Honore)やオペラ地区周辺はラグジュアリーなMDの傾向を見るために、その脇道にあるお店は現実を、マレ地区は同じ土俵にあるショップのアイディアを見るのに最適な地域です。 細かな差異をシンプルなフォーマットでまとめる見事さ。 たくさんあるパッサージュ。ヴィンテージの眼鏡店があります。 店舗で使用する小物を補充して。 マレ地区に近づいた街並み。階数は低めで増築感が満載。 開放的な開口部。壁や柱との割合として大きくないものの開放的に感じられるアイディアがたくさん。 フランス出張の大きな目的の一つ、VITO PARISとヴィンテージフレームの買付け コレクターの御代からブランドの来歴のおさらいとともに、当時VITOがデザイン提供を行なった、クリスチャンディオールのオプチル製サングラスの話なども伺いました。 そこから、実はこれまでポンメガネがセレクトしてきた一部のフレームとVITOとの関係がかなり明瞭で濃密であったことがわかりました。 当然ですが去年よりもストックが減っており、今手に入れないとまずいということで昨年以上の数をいただきました。 VITOの世界は奥深く、来年以降にも仕入れたいフレームがまだまだありました。 2件の超重要買い付けを終えて、今年もこれで大丈夫。という実感とともにホテルへの帰路につきました。 無骨なアイアンワークも連続すると有機的で繊細な表現になります。 チョコレート店として有名な「PATRICK ROGE」の秀逸なインテリアデザイン。 買い付けという特性上、運の問題としてどんなに努力しても良いものに出会えない場合があります。今回のように良いものに出会えて、かつ仕入れることもできるという幸運に感謝しかありません。 次回はいよいよSILMOの会場の様子をまとめます。国際展示会 SILMO Paris 2024
[1] パリへ
ホテルに到着したのが19時頃だったのでそのままディナーをとり、この日は物価の高さをスーパーで噛み締めつつ翌日に備えました。[2] JACQUES MARIE MAGEの買い付け
時差ボケで朝の三時に起きてしまい、残念ながらそこからここまで一度も寝れなかった松沢です。
新作はもちろん、人気モデルの新色など良い色が沢山リリースされました。
今期の展示会の一番目にアポがとれ、サンプルの数・注文可能な新作の量がこれまでとは異なる充実した買付けでした。
日中は動いていれば半袖でも問題ありませんが、朝は息が白くなります。[3] パリ中心部を西から東へ
[4] VITO PARISの仕入れ
我々の好みとVITOによるデザインが合致していることがわかり、昨年 予備知識ゼロで仕入れたのが自信に繋がった瞬間でした。
特にいくつかのモデルでブラックのカラーは次には見つからないかもしれません。
ブランド無しのフレンチヴィンテージも少しあったので仕入れています。クラウンパント、パント、レクタングルなど 所謂 な品々です。
今年も行ってよかった。
簡単に消費されるブランドではないので、ポンメガネでは今後もじっくり提案を続けていく予定です。
道すがらLVMHが修復と再建を行った、セーヌ川沿いの老舗の百貨店「SAMARITAINE /サマリテーヌ」があり一寸拝見。
細かさというよりも全体性というヨーロッパらしい思想ですが、大変美しいので勉強になります。