24/08/05
ポンメガネHP → news → VITO PARIS という稀少なヴィンテージブランド /SILMO Paris 2023 番外編
カテゴリー:news
タグ: vintage, VITO PARIS, ポンメガネ大宮, 展示会/exhibition, 最新情報
1960年代から1970年代に活躍した「VITO PARIS (ヴィトー パリ)」というブランドをご存知でしょうか? アラン・ミクリの先達としての側面や、アクションペインティングを取り入れた新しいデザイン手法、MAX PITTIONなどの一般的にイメージするFrench vintageとは一線を画す完成度の高い仕上げ、などなど背景を含めてその特殊性は群を抜いています。 今回は全く意図せず出逢ってしまった、時代を超えてなお秀逸なアイウェアを、メガネ好きによる偏見のみで仕入れました。 「ヴィトー」と呼んでいたくのがわかりやすいと思います。 Have you heard of the eyewear brand “VITO PARIS” that was active in the 1960s and 1970s? It is a brand created by Victor Bitchatchi, an eyewear designer who was at the forefront of the times, especially in Europe and France in the 1970s, and is almost unknown in Japan. Its uniqueness is outstanding, including its background, such as its aspect as a pioneer of Alain Mikli, its new design method that incorporates action painting, and its highly refined finish that sets it apart from the general image of French vintage. This time, we came across some outstanding eyewear that transcends time, completely unintentionally, from the perspective of a glasses lover. It is easy to understand why we call it “Vito”. We showed it off a little as a YouTube content, but after maintenance, we have started selling it at PonMegane OMIYA. I think it is a very rare collection worldwide and an important collection in the history of eyewear. Please come and see it in store. パリのコレクターにお会いする機会を得て、コレクションをお譲りいただきました。 曰く「これは、大変貴重な『VITO PARIS』というブランドのフレームです。 帰国後に、フランスやアメリカのジャーナリストによる情報をふまえて総合的に判断すると、全くおっしゃていた通りで、それ以上の経歴やフランス大統領を顧客としてフレームを提供していたことなどが判明しました。 お譲りいただく条件はシンプルでした。 「決して安売りをしないこと。偉大なデザイナーがいたこと、そしてそのデザイナーによるオリジナルのフレームであることをあなた方の顧客に正確に伝えること。」 という、インディージョーンズとかに出てきそうな文言をいただきました。文章として若干綺麗にしてますが、本当にこんな内容でした。 当時は気分が高揚していたため、心が動くフレームに出会えて嬉しいという感情100%でしたが、こうやって冷静になって文章にすると極めて貴重な体験をさせていただけたのだと思います。 以下に、一部のフレームをピックアップしてみましたのでご覧ください。
細身の「MIKE」はおそらくインラインの製品として展開されていたのではないかと推測しています。 メガネとしてもサングラスとしても、とても良いデザインなので是非お試しいただきたいと思います。 Lesca,MAX PITTION,Oliver Goldsmithをはじめとする、ボリュームのあるセルフレームをお求めの皆様に、是非あわせてお試しいただきたい品々です。ハマる方にはバチっと感じるものがあるのではないでしょうか。 下記URLからフレームの一覧をご確認いただけます。 ちょっと試しに、何かのついでに大宮店にてお試しいただけましたら幸いです。VITO PARIS(ヴィトー パリ)とは?
日本ではほぼ知られていない、特に70年代のヨーロッパ・フランスにおいて時代の先端を走ったアイウェアデザイナー「Victor Bitchatchi」によるブランドです。
YOUTUBEのコンテンツとして少しお披露目しましたがメンテナンスを終えて、ポンメガネ大宮で販売を開始しました。
世界的にもかなり希少でアイウェアの歴史において重要なコレクションだと思います。
稀にユーズドの品や単体で市場に出ることがございますが、まとまって紹介する機会はなかなかございません。
是非大宮の店舗にてご覧ください。What is VITO PARIS?
超希少なフレンチヴィンテージ
当初の目的では、40年代〜60年代頃のフレンチヴィンテージをメインに仕入れることでしたが
コレクションを拝見する中で目に止まったのがVITOのフレームでした。
正直、それまでVITOというブランドを知らなかったため、物凄く完成度の高い謎のフレームという印象でした。
「なんですかこれは?」という質問を投げかけたところ冒頭の話が始まります。
今ではビックブランドになりましたが、alain mikli(アラン ミクリ)の創業前にデザインの指南を行ったのがヴィトーというアイウェアデザイナーであり、『VITO PARIS』の創業者です。当時のフランスのアイウェアの世界において間違い無く中心にいた一人です。」
という内容でした。
「VITO PARIS」のなかでも特別な製品群「collection speciale」。
現時点で販売が完了してしまったフレームは非掲載としておりますので、公開時には全て在庫がございます。
個性と魅力に溢れる製品なので、最低限のスペックのみの紹介として細かな説明は省きます。
細身の多角形「MIKE」
specialeのコレクションよりもクセがだいぶ落ち着いた印象のデザインですが、
多角形のシェイプであることや、フロントに縦幅があり段落ち加工も相まって掛けごたえのある仕上がり。
複数のサイズ展開とカラー展開があり、お選びいただける状況です。
パット加工ももちろん可能です。この中には、数年前に仕入れたLescaのヴィンテージフレームで見つけた生地と同じものが採用されている個体もあり、素材によって年代としても近いことがわかりました。
不特定多数の皆様に合致する製品ではないということは重々承知しておりますが、メガネマニアによるメガネマニア・ヴィンテージマニアのための逸品が揃っています。ポンメガネ大宮にてお取り扱い。