PonMegane

GERNOT LINDNER ゲルノット リンドナー

  • 発表:2018年
  • 製造:ドイツ
  • 取扱店舗:ポンメガネ浦和
  • 主素材:スターリングシルバー(Silver925)
GERNOT LINDNER ゲルノット リンドナー

GERNOT LINDNERによる銀製の眼鏡

 アイウェアデザイナー Gernot Lindner(ゲルノット リンドナー)が自身の名を冠して設立した、スターリングシルバーを用いたアイウェアのみリリースする極めて玄人向けのブランド。
アンティークのアイウェアの収集家としても知られる同氏は、クラシックなアイウェアのデザインの歴史において極めて重要な存在です。自身がデザイナーとしてLunorを創業し成功を収め、惜しまれつつ引退したことは知られていましたが、その後突如ブランドを発表します。

 悠々自適な老後の生活ではなく、長いアイウェアの歴史で消えていったシルバー製のアイウェアの復活と開発に膨大な時間とエネルギーを注いでいたことがわかりました。2018年のブランド発表時には、そのデザインの質がルノアと異なるため評価が様々でしたが。2019年ご自身よりブランドの成り立ちと「とにかくシルバーのフレームを作りたかった」という情熱、そしてルノアの先にあるデザインを提案したコレクションであることを伝えられ、ポンメガネとして取り扱いの開始に至りました。
「ルノアのデザインが素敵だからGernot Lindnerのデザインも素晴らしい。」と一筋縄には行かないところも面白いと思いました。ご本人曰く「Lunorをさらに進化させたフレームのデザイン」とのことです。我々のセレクトもそこを基準に、加えてシルバーという物質感をもとにセレクトしています。

GERNOT LINDNER スターリングシルバーの加工

Sterling Silver/スターリングシルバー

 ポンメガネは、よりシルバーの物質感を味わうことができる、コーティングを施さないスターリングシルバーにフォーカスしてセレクトを行っています。当然ながらシルバー特有の黒ずんだ変色が起こりますが、それも素材感を楽しむ1つとして捉えています。チタンのフレームなどと比べ手はかかりますが、風合いを楽しむ眼鏡としてご理解いただけましたら幸いです。

 シルバーは硬く調整が難しく、また一定以上の負荷がかかると破断する素材のため、メガネの素材としては各国各ブランドにてわずかに作られているのみでした。研究を重ね、プレスの工程を重ねることでアイウェアに適した剛性と柔軟性を宿したスターリングシルバーの加工方法をゲルノット氏のチームは発見します。レーザーを用いた溶接の技術も、これまでのものよりも低温で行えるようになった結果、アイウェアに必要な精度で製造が可能となり正式にアイウェアの生産が開始されブランドとしてローンチされました。

Frame Category/分類

Category Type Detail Series
フルフレーム 一山式(サドルブリッジ) ASIA仕様 GL-150
クラウンパント GL-KYOTO
パッド(メタルアーム) 太リム GL-200
細リム GL-300
リムレス(ツーポイント) シルバー製パッド・有/無 彫金なし GL-400
彫金あり GL-400D
コンビネーション シルバー製テンプル 彫金あり GL-600D

Metal Color/金属色(一部抜粋)

Color Name Detail
SN シルバー(コーティングあり) スターリングシルバー → 硫化防止コート
SNX シルバー(コーティング無し) スターリングシルバー
SNS ブラッシュドシルバー(コーティングあり) スターリングシルバー → ブラッシュ加工 → 硫化防止コート
SNSX ブラッシュドシルバー(コーティング無し) スターリングシルバー → ブラッシュ加工
RG ローズゴールド スターリングシルバー → メッキ加工
RGS ブラッシュドローズゴールド スターリングシルバー → ブラッシュ加工 → メッキ加工
GP ゴールド スターリングシルバー → メッキ加工
PD パラジウム スターリングシルバー → メッキ加工
PDS ブラッシュドパラジウム スターリングシルバー → ブラッシュ加工 → メッキ加工
BC ゴールド&パラジウム スターリングシルバー → 塗り分けによるメッキ加工