PonMegane

10eyevan テンアイヴァン

  • 販売開始:2017年7月
  • 国:日本
  • お取り扱い店舗:ポンメガネ浦和
10eyevan main

10eyevanについて

ポンメガネでは 10 eyevan(テン アイヴァン)を「圧倒的な物質感を備えたアイウェアを生み出すブランド」と捉えています。
EYEVAN 7285のデザイナーである中川浩考氏がデザインチームのメインデザイナーを務める、新しい思想のアイウェアブランドが誕生しました。
10 eyevanのアイウェアは、メガネを複数のパーツの集合体として捉え、それぞれのパーツを根源的に考え、最も良い在り方を提案しています。

オールメタルを基本的なフレームの構成として出発した同ブランドは、その後セルロイドを使用したフレームをリリースします。一般的なプラスティック素材と異なり、管理が難しい素材ですが、硬度があり、加えて土に還元されるという性質にも着目しています。

10eyevanとEYEVAN7285の違い

EYEVAN 7285が「技術と再構成」というツールを用いて未知の着地点を探るブランドとすれば、10 eyevanは各社が共通して用いるパーツに対し、無意識のうちにかかっているバイアスを「そもそもどうあるべきか」の単位から見直します。

組みあがった時にはシンプルでありながら他とは異なる進化を遂げたものとして感じられるアイウェアを生み出すことに成功したブランドです。

10eyevan 公式テキスト

10 eyevan img

10 elevenはEYEVANデザインチームのデザイナーを務める中川浩考が「美しい道具」をコンセプトとして、自らの美意識に基づき純粋に美しいと思えるデザインと機能性を具現化したアイウェアです。



美しい動画は美しいパーツの集合体であるという考えの基、パーツを吟味・考察し3年以上の歳月をかけて10種の特別なパーツで構成されたメガネを作り上げました。



10種のパーツは、六角星形の美しい形状を持つβチタン製のトルクスネジ、トルクスネジの機能性を最大限に生かしたフォルムをもつ割智、約40年間リム線を開発し続けてきた職人によるチタンリム、独特なカーブ感を持つ高機能2ベースカーブレンズ、特許を取得した本体への設置構造をもつシェル型丁番、奈良県の貝ボタン工場で生産される天然貝のノーズパット、2つのブリッジが交差した独自の構造をもつクロスブリッジ、βチタンの特性を生かした柔軟性のあるワイヤーテンプル、18金、シルバー925のバランサーエンドチップなど、いずれも美しい形状と機能性を併せ持つオリジナルの特別な物です。またそれぞれのモデルに、ワタリにスライド機能を持たせた画期的な構造をもつ専用のクリップサングラスをラインナップしました。



日本人の独自性のある美的感覚と熟練職人たちの卓越した技術を合わせて作る美しい道具が出来上がりました。

メタルフレームの特別な10個のパーツ

10eyevan frame

10のパーツを再考しデザインしました。それはアウトラインであったり、機能であったり、製造方法であったり、素材であったりと様々ですが、根幹にあるのは「それが何であるか?」「それは美しいのか?」という点に絞られ、意図はきわめて明確です。

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B-Titanium Torx Screw


ネジの機能を再考し、Bチタンを素材とした専用のトルクスネジを開発しました。
iPhoneやMacbookといった精密機器に採用される機構です。少ない力で力を伝えられるため、メンテネンス中にヘッドが削り取られるなどの心配が軽減されるとともにキッチリと締まります。一般的なアイウェアのネジはプラスネジ、ヴィンテージや海外のものの場合はマイナスネジなどが使用されています。
また、OSロック(緩みにくい機能)を採用しています。

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Closing Block Hinge For Torx Screw


Torx Screw の開発により可能となった智のデザインです。きっちりと締まり、抜けにくい機能のため、ネジの受けとなる躯体を細く設計することが可能となりました。

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10 eleven Titanium Rim


10 eyevanのために素材の選択から全てオリジナルで製造したチタンのリム。
素材の配合を最適なものとすることで、レンズの形状をキレイに拾いフロントシェイプとして反映させます。地の素材と仕上げを良いものにすることで仕上げのメッキの乗りが均一になり、また美しい表面を生み出します。
塗装をどうするか?ではなく、ベースとなる躯体を考えた結果美しいフィニッシュが生まれました。

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CR39 2Base Curve Lens


10eyevanのレンズは、フラットになる直前のカーブをもったレンズを使用しています。そのままですぐに使用可能なUVカットかつ裏面マルチコートが施された仕様です。表面の端には10の刻印がなされています。

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Shell Shaped Hinge


外れにくくシンプルな機構としてパッドとブリッジのジョイント部をデザインされました。ネジを使わないシンプルな事例として2枚の板でブリッジから伸びる腕を抱きこむ機構は「抱き込みパット」としてありましたが、緩んだ時など外れてしまう場合があるための提案が行われています。腕の中央に2枚の板差し込み、そこから開いて固定する仕組みです。
外れにくく、ディテールがシンプルで、貝パッドという存在との親和性を考慮し生まれました。

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Shell Pad


樹脂のパッドが生み出される以前には、貝の殻を加工したパッドが用いられていました。その美しい模様と、落ち着きのある風合いはメガネのパーツに止まらず、貝ボタンとして現在でも様々なファッションブランドで使用されています。唯一の問題である脆さを克服し、採用されました。
貝ボタンの世界有数の産地である奈良県にある工場に依頼し、生産されています。

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Cross Over Bridge


前後のバーで挟む構造のブリッジ。正面から見るとワンブリッジですが、斜めから見ると差分が見て取れます。5点のロウ付けにより固定され、細くて強い構造体となります。

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B-Titanium Wire Temple


粘りと対アレルギー性が高いB-Titaniumを用いたテンプル。

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18K Balancer Temple Tip


重量バランスと質感の向上に貢献するバランサーチップ。素材は18金とし、小さいながらも後部に重量を生みだすため、レンズを装着した際のバランスが取りやすく、長時間かけても安定しやすい仕様となります。

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Silver 925 Balancer Temple Tip


重量バランスと質感の向上に貢献するバランサーチップ。素材はシルバー935とし、小さいながらも後部に重量を生みだすため、レンズを装着した際のバランスが取りやすく、長時間かけても安定しやすい仕様となります。18金と比べ、経年の味わいを楽しみやすい素材です。

セルフレームの特別な10個のパーツ

  1. Celluloid
  2. Silver 925 Decorative Studs
  3. Engraved Temple Core
  4. B-Titanium Torx Screw
  5. Robust Titanium Hinge
  6. CR39 2Base Curve Lens
  7. Shell Shaped Hinge
  8. Shell Pad
  9. 18K Balancer Temple Tip
  10. Silver 925 Balancer Temple Tip

10eyevanからセルフレームを再考し、デザインしたフレームが2020年2月にリリースされました。メタルフレームで得られた知見をもとに、セルロイドを使用し、パーツ・素材を一つ一つ吟味してうまれたフレームです。