17/11/06
複式メガネ / 稀な機能性で魅力的な BOSTON CLUB :BUILDER
category: BOSTON CLUB ボストンクラブ 記事一覧, Post : K.KANDAの記述記事一覧, 日本製フレーム/made in JAPANの記事一覧, 最新作入荷の記事一覧
- brand: BOSTON CLUB
- model: BUILDER
見た目のデザインがレトロというわけではなく、
使用目的からみた機能性にレトロスタイルを感じるプロダクトです。
おおよそ40歳を超えたあたりから早い人では手元の見え方に
違和感を感じる人もいるかと思います。
そして、それを補うように使われ始める
遠近両用レンズのメガネ。
現在一般的なのは、一枚のレンズの中で
レンズ上部では遠くを見て下部では近くを見るという
累進レンズでの遠近両用メガネです。
老眼であるということを隠したい。
と思う人が大半な実情をレンズ会社さんの技術革新から、
遠近両用メガネでも一見ではわからない見た目と
掛け替えのいらない一枚のレンズとして
今では重宝されている累進レンズです。
しかし、累進レンズが開発される前までは、
遠く用メガネと近く用メガネなど複数を持ち歩いたり、
レンズに小窓が付いたように一目で老眼鏡と
わかりやすいバイフォーカル、
そしてフレームを跳ね上げられる単式メガネや
同じく跳ね上げタイプですがレンズを2重に重ねられる
複式メガネなどがありました。
今回のボストンクラブの新作『 BUILDER 』は
そのまさに2重にレンズを組み合わせることが可能な
複式タイプのメガネとなります。
フレームのフロント部が2重となり跳ね上げられる構造です。
前面のフロントだけが跳ね上げらるれる(単式メガネ)は
これまでにもいくつかのブランドで見かけてはいました。
しかし跳ね上げた内側の部分にも度付きレンズの装着が
可能な複式タイプは最近のブランドでは
ほとんど見かけてこなかったプロダクトです。
それもそのはず、前述のように老眼は
基本的には隠したいという心情とレンズの技術革新に伴い、
その必要性も薄れてきたことから現行品のメガネでは
ほとんど見かけないようになってしまっていました。
と、ここまででは、
複式メガネにいいところが無いようにも感じられますが、
一枚のレンズを遠近と分ける累進レンズでは、
遠くが見れる範囲と手元が見れる範囲の
視野が狭く限定されてきます。
しかし、複式メガネの場合には、
跳ね上げていないときはレンズ全体で遠くを見れて、
跳ね上げた時には同様にレンズ全体で手元の距離だけが
見れるものとなり、視野の広い使い方が出来るという
利点があります。
ただし、そんな複式メガネですが、
ハッキリ言いますと40歳以下の方には
全くもって必要とされないメガネでもあります。
遠近両用メガネが必要でない方には、
前面のフロントには度無しのカラーレンズを装着し
内側にはクリアの度付きレンズをつけて、
跳ね上げが出来る度付きサングラスとして
お楽しみ頂ければと思います。
今では珍しくなってしまったちょっと好奇心をそそる
機能性のあるアイテムになるかと思います。
気になった方は是非お試しになってみて下さい。
ポンメガネ大宮
- 住所: 埼玉県さいたま市大宮区大門町3-195 美幸ビル1F
- 電話: 048-782-7128
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