7th collection。FUL-VUE(フルビュー)タイプのツーポイントフレーム。アイヴァン7285としては初のツーポ。
二箇所のディテールを再考することでデザイナーが理想とするスタイルを生み出しました。
一つ目にブリッジ。王冠のように存在感のあるどっしりとした無骨なシェイプと、細かく刻み込まれた繊細なデザインのみならず、一般的には分離しているブリッジ部分とツカミを一体のものとして設計しています。これは目に映る要素をシンプルにできるだけでなく、ツカミの荷重をブリッジ本体でも吸収し、レンズにかかる負荷を分散させる利点があります。
二つ目にヨロイの構成。アメリカンオプティカル社の1930年代のカタログに記載されている、レンズの回転と負荷分散を目的としたフレックスストラップを現代版にアップデートしています。1930年代に、ヨロイとレンズの間に1枚の金属板が挟まったDIA-FLEX-STRAPS(ディアフレックスストラップ)を発展させ、ヨロイとレンズの間に3枚の金属板が挟まった TRI-FLEX-STRAPS(トリフレックスストラップ)を生み出したAO社に対し、EYEVAN7285は2枚のチタン板を挟み込む構造としています。
一般的なツーポイントはツカミの部分が1直線に並ぶ構成を取りますが、前述したツカミとブリッジの再考により、定説となっている構造を変化させることに成功しています。
アンティークな仕上げが施されており、シルバーのcol.800と比べて雰囲気があるカラーです。
「EYEVAN」は、1972年に”着るメガネ”というコンセプトのもとスタートしました。当時の職人たちが再興の技術を用い表現した「EYEVEN CRAFT」シリーズの美意識を踏襲したものが2013年5月にスタートした「EYEVAN 7285」です。「EYEVAN」全盛期と同様にグラフィックやブランドブック、付属品やノベルティなど須くクオリティの高いブランドとして国内外で確固たる地位を築きました。