18/10/08
ポンメガネHP → event → 国際展示会 SILMO Paris 2018 vol.01
カテゴリー:event
タグ: CUTLER AND GROSS, Lesca, Lesca Vintage, Lunor, MASAHIRO MARUYAMA, Preciosa, SILMO Paris, TAVAT, vintage, YELLOWS PLUS, 展示会/exhibition, 最新情報
2018年9月28日から10月1日まで、フランスのパリで開催されていたヨーロッパ最大級のメガネ展示会「SILMO Paris 2018」に買い付けに行ってまいりました。国際展示会 SILMO Paris 2018
昨年は大宮店の担当だったので今年は浦和店の松沢が買い付けを行いました。仕入れと情報収集にあてたためInstagramの更新が若干少なかったのでこの場で紹介をさせていただきます。現時点では下記の内容で公開予定です。
会期前日の夕方に到着し、ひたすら街を散歩して身体を慣らしました。圧倒的な街並みや建築物、はたまた小さな間口のショップのディスプレイは、素材感やライティング・密度など店造りの参考としてとても面白かったです。
既にあるものに新しいのもをちょっと足して魅せるのがとても上手い。いくつかサンプルをとれたので少しづつお店作りに活かしていきます。
日の出日の入りが遅いので、例年同様に朝焼け直前にホテルを出て「日中は会場」の繰り返し。巡るスケジュールを前半に集中させたので後半は若干の勉強時間を作ることができました。
今年も「ポルト・マイヨー」から発着するSILMOのシャトルバスを利用しました。最も早い便につき各国のブランドさんと一緒です。日本の展示会と異なり、開場後も設営をするブランドが結構あります。40分ほどかかって会場へ。
ホール5が主に小売店向けのブランドのブースが並びます。隣のホール6はチェーン店や企業向けのBtoBの展示がメイン。見渡す限りアイウェアのブース。
初日と2日目は既存ブランドの買い付けと、その合間に新しいブランドの開拓を行いました。ざざっとご案内。
開場と同時のアポだったので、陳列はない状態。問題ありません、目当てはヴィンテージ。ガサゴソと紙箱から自分たちで開けていきます。
有難いことに事前に欲しいとリクエストしていたFat-Templeを特別に探し出してもらえました。日本にはなかなか入ってこない8mmでアッシュ系のカラーや明るいカラーを仕入れています。
手前にあるのがFat-Temple。軽く艶出し磨きをかけた時、この幅広の生地が瑞々しく輝きます。独特のホールド感も好きなので個人的に欲しい。
芯の入っていないタイプですが、丁寧に調整すれば整形可能です。instagramにて公開済みなので既にお問い合わせをいただいております。おそらく入荷後すぐに動くと思います。
Lesca VINTAGEでこれまで仕入れていなかったデザインを何種類かセレクトしました。写真の多角形フレームのほか、MAX PITTIONのフレームに似た小ぶりなバタフライシェイプやラウンドボストンなど。
フランスに限らずUSAなどのヴィンテージフレームの収集家として有名なレスカ氏。ルートの違いか、USAメイドのヴィンテージでもちょっと変わったフレームがいくつかありました。貴重なギャランティーカードとペーパースリーヴがともに揃った個体を発見したので仕入れております。
ポンメガネ浦和にて人気のLunor。アンティークを基調としたデザインから、ややラグジュアリーなデザインにシフトしてきましたが仕入れの基準は変わりません。シックなブースと美味しいチョコレートが定番です。
A10シリーズの新作。やや大きめでゆとりのあるサイズ感。左奥にあるのが美味しいチョコレート。
ラージサイズの新作がリリースされたメタルフレーム。仕入れの合間に細かな質問を重ねます。確かこの時はローズゴールドの艶あり/艶なしについて。日本の展示会ではあまりないことですが、SILMOなどそのシーズン最初の展示会ではサンプルが実際の仕上がりと異なる場合があるためチェックが欠かせません。
時期や対応フレームは未定ですが、新しいレザーメガネケースのサンプル。側面はダイヤモンドグリッドが施されています。
写真にはありませんが、浦和店にご来店いただくお客様だけにご案内するフレームも仕入れました。昨年は人気のLunor-Vの生産が終了になるなど不安材料がありましたが、この展示会でそれ以外にも伸び代のありそうなシリーズがあることがわかったので大きな収穫でした。
美しい玉型と無駄のないデザインで魅了するイエローズプラス。今年も忙しそうでした。スケジュールが押してしまい、若干遅れての到着でしたが初日だったのでなんとかなりました。
あえて少し小さめの玉型がリリースされました。フォックスパントのコンビネーション「FLORA」。
特に女性が掛けるととてもかっこいいバーブリッジの「CONAN」。
新作はこれまでになかった多角形のフレームが数型。サイズ感がとても良くまとめて仕入れました。
ご厚意でカラーの組み合わせを自由に指定させてもらえたので、既存コレクションのカラーをサンプルに、あるモデルはバイカラーのみに絞ってオーダー。悩みつつ楽しみつつの仕入れとなりました。
最初の画像「mod.795」とは異なるモデル、前者はポッテリとしたプロポーションに細いリムというバランスで、当モデル「mod.796」は縦幅を抑えてよりスッキリしたデザイン。
昨年のSILMOにて取り扱いを開始したTAVAT。独特の構造とカラーデザインが魅力です。新作とスープカンコレクションの初期モデルという極端な2つのカテゴリでセレクトしてみました。良いです。
特にファーストコレクションの奥行きのあるメタルフレームが、これからメガネとして提案したいと考えていた雰囲気にピタリとハマりました。
新色もミドルトーンのカラーを組み合わせたコンビネーション。黒と金などコントラストが高いとクラシックな雰囲気になりますが、そうならないところが良い。
ディテールにおいては、ネジ先に特殊なパウダーを施しロックが外れにくく改良されました。そもそも外れやすい機構ではありませんがより安定感が増す施策です。
最近好調のカトラーアンドグロス。徐々に細く軽いフレームへとアイウェアのトレンドがシフトしてきた中で、そのカウンターとして支持されています。
どこか艶のある雰囲気も、メガネを掛ける楽しさが実感できて良い設計です。
今期のテーマは「twist」。
アイウェアにおける完成形の基準を再考し、独自の切り口で提案を行う最新コレクション。裏と表、色が切り替わる動きそのものにフォーカスしました。変化している状態をデザインしたのはよく考えると初めてかもしれません。単色でもその変化がみて取れるコレクションです。
特にツーブリッジのフワリとした動きが良いと思いました。オーダーしています。
こんな感じで次回以降もSilmo Parisの様子を掲載予定です。今年のSilmoで出会ったブランドやイベントなども掲載を予定しています。