川越に店舗兼工房を構え、オーダーメイドのメガネフレームを制作している「澤口眼鏡舎」さんとともに考えたプロダクトが完成しました。ポンメガネ浦和にて販売を行います。フレームのデザインが2型でそれぞれ3色の展開。すべて異なる「張り合わせのセルロイド生地」を用いた一点のみの製品となります。セルフレームの美しさを求めて。発端は昨年の春頃に澤口さんからお声がけいただきました。対話を重ね、徐々にイメージが具現化したのが2023年の秋でした。それはSILMO PARISの買付から戻ってきた頃だったと記憶しています。clementやAUDE HEROUARDなど想像以上に現地で見たセルフレームのデザインが良くて、まだまだセルに可能性があるという印象が強くあったこと。と同時に、磨きやディテールなど最終仕上げが微妙なブランドも多かったこと。単色の生地ばかりで、少し味気ないという感覚があったこと。今思い返せば経験したてのリアルな感覚によって、今作っている製品が良いものであるという確証につながりました。そんな流れで「すごく良いのでこれでいきましょう!」と本制作を澤口さんにお願いしました。