20/01/31
ポンメガネHP → event → 国際展示会 opti 2020 vol.01
カテゴリー:event
タグ: GÖTTI, Lesca, Lesca Vintage, Lunor, MYKITA, MYKITA + Maison Margiela, 展示会/exhibition, 最新情報
2020年1月10日から三日間、ドイツのミュンヘンで開催されていたメガネの展示会「opti 2020」に買い付けに行ってまいりました。 現時点ではvol.01からvol.05まで、時期は未定ですが5つの記事として公開予定です。
今回は羽田からの便でした。 離陸後、東京。奥には富士山。 着陸直前、ミュンヘン郊外。ヨーロッパ!な風景。 昼に日本を出発し、離陸して12時間ほどで到着します。時差は8時間なので現地は夕方。 到着後は入国審査を抜け、ルフトハンザエクスプレスのシャトルバスで45分ほどかけてミュンヘン中央駅まで。 展示会初日、1月10日(金曜日)の朝。 ミュンヘン中央駅 Uバーン(地下鉄)2号線でMessestadt West駅へ。鉄の塊の車両。 パリのSilmoや日本のioftとは異なり、目印になるゲートなど派手な造作物がなく、「optiはこっち」的なポスター程度。 C6のエントランス。この先ではさらに細かくセキュリティチェック。 会場のドイツ・ミュンヘン見本市会場は、ホールの広さは200,000㎡、オープンスペースはその倍の414,000㎡。巨大な18のホールの集合体。 C2の会場一つでこの広さ。 初日と2日目は既存ブランドの買い付けと、新ブランドの開拓を行いました。 朝一で予約を入れていたLesca。今回もジョエルさんにお相手いただきました。 行った甲斐のある仕入れとなりました。毎年SILMOで見かける大量仕入れのイタリアのお店さんが来ていなかったからだと想像しておりますが、詳細は後日。 安定のLunor。 新作のサングラス。MMRAWシリーズの一本。 いつも人気のスイス・GÖTTI。 浦和店取り扱いのGÖTTI DIMENSIONは、optiの新作のほか昨年秋のSilmoで発表された新作もご案内いただきました。「極細のリム・太リム・スポーツタイプ」の三種類。それぞれに新ヒンジの機構を用いています。 付け根に硬さがあり、こんなに細いのにねじれない「ガッシリ」としたつくり。 四角いシェイプのデザインがとても上手い。 現在国内のお店では、3D造形によるアイウェアはそこまで注目されていませんが、素材であるポリアミドという物質がバッファローホーンやアセテート、チタンや合金と同じ土俵で戦えるものであると確信しています。 日本の展示会と比較して、ゴッティだけでなく数十のブランドで「いち素材」としてポリアミドを筆頭とした3D造形のフレームが普通にリリースされているのが印象的でした。 比較的落ち着いたデザインが受け入れられるドイツでの展示会のため、我々にとって余計なフィルタがかからず、冷静に比較検討ができたと考えています。国際展示会 opti 2020
SILMOは秋の展示会、ドイツ・ミュンヘンの展示会「opti(オプティ)」やイタリア・ミラノの展示会「mido(ミド)」は春の展示会として知られています。同じヨーロッパですが、地域の違いによりブースのつくりや来場者の雰囲気が異なり出展ブランドも異なるため、発見に富んだとても楽しい買い付けとなりました。
国際展示会の場合、日程の関係で直行便の搭乗機は同業の小売店さんの姿が見られるのですが、知り合いの方々はおらず。
「optiに行く予定というお店は聞いてません」といういくつかのブランドからの情報を思い出し、なんとなく面白くなりそう。という予感。
ホテルで荷物をおろし、すぐに例年同様、街を歩いて歩いて身体を慣らしました。
道端には吸い殻以外にゴミがほとんどなく、車のクラクションも鳴らないのでとてもクリーン。「日本みたい。」という第一印象。
opti 2020へ
いつもの風景。明るくなり始める街
終点のMessestadt Ost駅からも会場へアプローチ可能で、駅から会場入り口までシャトルバスを運行しています。
「あれ、すごく小さな展示会なのかな?」という感じでこの時はドキドキしてました。
建物に入ったらすぐにセキュリティチェック。そしてすぐに会場の中。
フロアマップを見て「ものすごくいっぱいある!」という歓喜に変わりました。
optiはC1からC6までの6つのホールを使用して開催されていました。
そのなかでもアイウェアフレームのブランドが集まるC1とC2を主として、加工機械やレンズを展開するC4やC5のホールもチェックしました。
現時点では公にできない情報はボカシしています。ご了承くださいませ。
Lesca /レスカ
Lunor /ルノア
諸事情により製品画像は掲載することができません。申し訳ありません。
入荷しましたらご案内申し上げます。
MYKITA+MaisonMargiela / マイキータ+メゾンマルジェラ
ボリュームがありつつミドルサイズで、角ばったシェイプ。顔への収まりがとても良いデザインでした。
右にチラリと写っているのがMMCRAFTの新作メタルフレーム。
GÖTTI / ゴッティ
カラーの面では赤の色味がシックに変わるなど、製品の質も毎度高まっています。
やはり3Dプリンタを用いて作られた、ポリアミドのフレームのなかで完成度が頭一つ抜けているのがゴッティという印象が強まりました。
アセテートの仕上がりにもブランドによって良い悪いがあるように、ポリアミドのフレームも同様に完成度の差を見て取ることができました。
ややゆとりのあるサイズでこの感じ。
スクエアはヨーロッパの北部の国々が得意とする印象。
3Dプリントによるアイウェアをお探してしたら、ぜひ弊社までお越しください。
海外の展示会に足を運ぶたびにその浸透の度合いが高まり、そして完成度も向上し、見応えのあるフレームが増しているように感じています。
初期のころは、それまでできなかった極端な造形へ注力するデザインが多く見られましたが、いよいよ素材の表現として定着し、仕上げ方やジョイントの機構など、各社切磋琢磨している魅力的な状況です。
SILMOのように各ブースが閉じた状態ではなく、半解放された緩やかな雰囲気であったこともあり、全体を見渡しやすくフレームに注力することができました。
そのうえで実際に各社の最新製品に触れ、特に高い完成度・クオリティのフレームを新規ブランドを含めてセレクトできたことが大きな収穫でした。