23/10/16
ポンメガネHP → event → SILMO Paris 2023 vol.00 パリでの買い付けに行ってきました。/到着日
カテゴリー:event
タグ: JACQUESMARIEMAGE, vintage, 展示会/exhibition, 最新情報
2023年9月29日からフランスのパリで開催されていたメガネの展示会「SILMO Paris 2023」を中心にアイウェアの買い付けに行ってまいりました。 メガネ以外の情報も多くなりますが、その様子を2部+5つの記事に分けて紹介します。 SILMOは秋の展示会、ドイツ・ミュンヘンの展示会「opti(オプティ)」やイタリア・ミラノの展示会「mido(ミド)」は春の展示会として知られています。近年の変化などは後日の展示会場の紹介の際にご案内予定です。 現時点ではvol.00からvol.06まで、時期は未定ですが恐らく7つの記事として公開予定です。 今回は羽田空港から深夜便でした。 待ち時間は毎度たっぷりと取るようにしています。自分たちの課題や求めるもの、こうありたいという心構えというか指針について、あとは搭乗のみという状態で改めて再確認をしています。 どうしても魅力的な製品を前にすると自分たちのスタンスが崩れてしまう可能性があるので、この時間が結果として定着してしまいました。この線を超えてきたら自分たちが変わろうとか、事前に見ていたブランドの未来予想とか、もちろん家族の話なども織り交ぜながらリラックスしつつセレクトの解像度を上げる準備をしています。 セレクトの解像度 というフレーズは出張中によく出てきた言葉でした。国内での展示会にていくつかのブランドに解像度という言葉を投げかけてみましたがピンときていない様子だったので、ポンメガネ独特の言い回しなのかもしれません。 直行便にのり、パリのCDG空港まで約15時間の空の旅。
今回は東航路でアラスカ上空やグリーンランド、イギリスを横切りパリに到着しました。 深夜に出てフランスの朝に着く、という流れなのでひたすら夜が続きます。 到着直前に日の出。 現地時間で午前8時頃に無事到着のCDG空港。 今回は空港至近のホテルを滞在中の拠点としました。 例年、到着日は翌日からの展示会に向けて体を慣らす調整日としていますが、初日から商談を入れるという、今回はなかなかストイックでハードな旅程を組んでいます。 朝夕に定番の渋滞に巻き込まれつつ、ロワシーバスはパリのガルニエ宮(オペラ座)に到着。 本当にガラリという表現が適切だと思います。そして、そうなるのもわかる感じがしました。 数キロ歩いてマレ地区を通過。ポンピドゥーセンターを振り返り見ています。 あらゆる場所にドットアート。 マレ地区を横切りさらに東へ。 詳細は改めて紹介予定ですが。1ショットをご案内。 到着日の最初の商談の成果として、フレンチヴィンテージを仕入れました。 レスカのヴィンテージやMAX PITTIONなどとはまた異なる雰囲気で、まずデザインが良い。という一言に尽きます。 目玉となるフレーム以外に、定番のクラウンパントの8mm生地を用いて太いテンプルを組み合わせている個体なども仕入れることができました。 販売開始日や価格などは未定ですが、ユーロが高いため特に価格につきましてはご理解いただけましたら幸いです。でもかなり良い状態です。 まとめてお譲りいただいた逸品たちは本当に良いデザインなので、後日公開時にはプレーンな白背景での公開となる見込みです。「売れなくても店に置いておきたいね。」と商談後に振り返るほどの手応えを得ました。 ジャックマリーマージュはSILMOを離れて、パリ市内で独自に展示会を開催していました。 会場は五つ星ホテルの La Réserve Paris 。新作の画像は現時点ではまだ公開することができません。何卒ご容赦くださいませ。 オリジナルのシガートレイ これまでは大宮取扱のため松沢が展示会に伺う機会はありませんでしたので、今回初めて新作のフルバリエーションを紹介いただきました。 パリの観光名所を一望できる浮世離れした一等地での開催でしたが、独特の熱気がありブランドの勢いが如実に現れた空間でした。
パリファッションウィークと重なっていたため、夕方になると煌びやかな装いのみなさまが街を闊歩されておりました。 長くなってしまったので到着日までのご紹介となります。次の記事ではSILMO展示会場での様子をまとめます。その後の記事は新規ブランドなど詳細をご案内予定です。国際展示会 SILMO Paris 2023
optiにて強く感じた、同じヨーロッパながら地域の違いによる出展物の違いやブースのつくりや来場者の雰囲気の違いなど、「そうだった、こんな感じだった!」が、改めて新鮮で楽しい買い付けとなりました。
パリへの移動
匂いや音などを体感すると、久しぶりに来たなー。という実感がこみ上げてきました。
と同時に本日のミッションが現実味を帯びてまいります。到着日のお仕事
荷物を預けてロワシーバスで、パリ中心部へ。
ロワシーバスよりも電車の方が早くて安い移動手段なのですが、その時間に安全に仕事ができるのが圧倒的な魅力。
40代のおじさんが組むスケジュールではなかったかもしれません。こんなハードワークは初めてです。
最初のアポイントを得ているマレ地区へ散策しつつ移動。道中は眼鏡店が多いエリアなのでおそらく10軒ほどのお店をチラ見しました。
以前にきた時と比べて、並んだ日本ブランドとドイツブランドの傾向がガラリと様変わりしておりました。
ヴィンテージの仕入れ
パリのブランドで、独特なジェイプが魅力の70年代の逸品をまとめてお譲りいただけることとなりました。
5枚丁番でかつ平面的な座金を使用した、レスカヴィンテージのストックとして保管されているものよりも年代が古いとされているディテールのものなどが半数以上となります。
JACQUESMARIEMAGEの展示会
新作の良さは入荷時に個別に改めて紹介予定です。
そのころには「時差ボケ」と「体力の限界」と到着日を有意義に過ごせた「満足感」でいっぱいになり、ホテルへ帰路は「すごい渋滞している」という印象意外にほぼ記憶がありません。