23/10/20
ポンメガネHP → event → SILMO Paris 2023 vol.01 シルモ展示会場
カテゴリー:event
タグ: annu, BAARS, GÖTTI, LEINZ, MASAHIRO MARUYAMA, MAX PITTION, MYKITA, YELLOWS PLUS, 展示会/exhibition, 最新情報
instagramにて先行して最新情報を公開しておりました。伺ったブースが膨大なため一部の抜粋かつまとめて振り返りをさせていただきます。 足を使って色々な情報を集めました。現時点では公開できない情報や現地での動向など詳細は浦和店にて。 これでもかなり内容を絞りました。本当に長い記事ですが何卒ご容赦くださいませ。 HPやBLOGなどはオールドメディアとなりましたが、記録として残るという魅力があるので地道に続けます。 会期中のパリは例年と比べて暖かく、とても良い気候の中の開催となりました。 CDG空港ターミナル1と3へアクセスする「Aéroport Charles de Gaulle 1」駅。 前記事でもありましたが、かなりストイックに予定を組んだので
例年だとパリ中心のオペラ地区にあるホテルを拠点としていました。 今年は6ホールと7ホールにて開催。 セキュリティーのチェックを抜けると、各ブランドの新作が並んでおりました。 ガラスケースとかはなく実物を前にするので、画像や動画など2Dの情報ではわからないサイズ感や質が一目で判断できます。 おそらくメインストリート。 スイスのgotti(ゴッティ)。 当時も今も良いと思えたデザインは、流行ではなく良いもの。 ミュンヘンの「opti 2020」にて出会い取り扱いを即決したドイツのannu。 そしてついに、待ちに待った仕様がリリースされました。 我々からの日本土産は定番ですが「キットカット ミニ オトナの甘さ 濃い抹茶」でした。 仕入れ以外にも、次なる展開の構想などブランドが進みたいと考えている方向をプロトタイプのイメージを交えて説明いただきました。 このようなクリアでオシャレな感性をもったブランドは、販売網の拡大に走るのではなく、今後も着実に土台を固めて行ってもらいたいと切に願います。 こちらも「opti 2020」で出会い取り扱いを開始したドイツのブランド「LEINZ(ラインツ)」。 3Dと3Dを組み合わせてブロックのように構成するのが魅力的でした。 どんな色の組み合わせかは届いてからのお楽しみということで。 ドイツの「MYKITA」はシートメタルのブランドであることを横に置いて MYKITAの「MYLON」は業界でもかなり早い段階から製品としてリリースされており ポンメガネでは素材によらず、「良いもの」という括りでセレクトを行っていますが いつも混雑しているため Silmoの新作はデッサンのシリーズ。 アセテートにあった丸みや 東京の展示会でもオーダーが可能ですが MANIFESTE project の新作は多角形の要素を匂わせつつ、縦幅を抑えたレクタングルが新鮮でした。 画像2枚目の下の二本が新作です。同じ画像の上の二つは以前に仕入れを行なった「RENZO」と「RICHARD」。比較するとサイズはこんな感じです。 フロントの幅に張り出しがあり、大ぶりに掛けられて縦幅はスッキリというバランス。 詳細は後日 日本のイエローズはとても忙しく常に商談中 新作はどれも良い密度感でしたが 日本の展示会でも改めて拝見しましたが 詳細は後日 SILMOの創設メンバーであったMAX PITTION氏によるブランドの復刻。 ヴィンテージフレームの色から経年の変化を逆算して生産当初にこうであったのではないかという色を生地メーカーとともに探り出したという、なかなか凝った仕様。透明な生地ですが落ち着いた良い色味です。 パリのピガールにお店を構えるオーナー様を展示ブース内で引き合わせいただきました。後日伺うことに。 詳細は後日。 数日の記録なのでだらだらと長くなってしまいました。申し訳ありません。 期待通り良いものや予想外な収穫などがあり、ありきたりですが今回も行って良かった買い付けとなりました。 国内の展示会では新鮮なデザインが見受けにくくなっている昨今、 日々の営業で顧客の皆様に我々が育てられ、その成果を展示会で試す。 アセテートを使ったフレームは良いブランドが既にあるからそれを伸ばそうと考えていましたが、 そして同時にSILMOの変化も感じられました。 また、コンビネーションを主体とするクラシックなデザインのフレームもかなり少なくなっていました。造形はやや幾何学的、構造はシンプルに、そして色味はちょっと主張。なデザインが多かったと思います。 新規ブランドや既存ブランドの新作は、11月ころから来年の3月頃にかけて順次デリバリーが開始される見込みです。シルモ展示会場にて
SILMO Paris 2023
それでも朝と夜は冷えるので吐息が白くなるほどです。
ホテルの目の前にあり、中にはスーパーもあったりしてとても便利な駅でした。
空港至近というか、超巨大な空港のターミナルに挟まれた場所に宿をとったので展示会場までは今回は電車で移動します。
SILMO会場のある「Parc des Expositions」駅までたった一駅で着くという利便性に惹かれて決めました。
「展示会終わったらすぐに振り返りの時間がもてる!」という。
地下鉄とシャトルバスの組み合わせだったので会場の到着場所が異なり、駅前の「PARIS NORD VILLEPINTE」のゲートを通るのが毎朝新鮮でした。
中庭のある広大な5ホールではなかったので、コンパクトでまわりやすい会場でした。
7ホールについては全ての通路を通り、気になったブランドは全て拝見しました。恐らく見落としはありません。
これだけで見応えがあり、目星をつけていたブランドの確認と
とりこぼしていたブランドをざっとチェックしています。
ブランドの歴史や背景や思想などは、ひとまず脇に置いて
プロダクトとして各社が並ぶので比較するのにとても良い展示です。シルモ会場
休憩スペースや飲食のポップアップがありました。
gotti
3D造形のDIMENSIONのシリーズから取り扱いを開始したブランドですが、実はメタルフレームでも長らく気になり続けていたフレームがありました。3年前に導入を検討していたメタルのシリーズ。
ということでオーダーしました。
ツーブリッジでナイロール。かつ独特のレンズサイズ。
存在感と適度な大きさがありながらシャープな仕上がりです。
浦和店のマニアの皆様に提案したいと思います。
annu
メールでのやりとりが主となっていたので「初めまして!」の方もたくさんおいででした。
チームの空気も穏やかで素晴らしく、挨拶できてよかったです。
ブランドのオフィシャルサイトでのアナウンスがまだのため詳細は非公開とさせていただきますが、お店に到着しましたらご報告申し上げます。
LEINZ
若干ですがパットが低いため、試験的に仕入れを行ってみました。
MYKITA
「MYLON」のシリーズを目当てにブースに伺いました。
久しぶりに新型がリリースされ、安定のクオリティーです。
仕上がりを含めた完成度がとても高い製品だと感じます。
素材由来の新鮮さと軽く心地よい装用感はどうしても贔屓目に扱ってしまいます。笑
MASAHIROMARUYAMA
現地の小売店の方々のアポイントの
合間の時間に飛び込みました。
初めてメタルフレームで採用されました。
正面と側面の連続性などを使えない分
より非対称性を強めたデザインとなっています。
Silmoで完売になってしまうモデルが近年いくつかあったので、フルバリエーションの中から特に素敵なところをセレクトしました。
BAARS
lazare studio
YELLOWS PLUS
アポイントをとっていなかったので
2日ほど粘って、今回もなんとか空いた瞬間に拝見しました。
いつも飛び込みでごめんなさい。
特にツーブリッジのフレームが秀逸です。
汗どめを装飾ではなく、実用性あるものとして意識をしたデザインを行っており
造形が突飛にならず、存在感はあるけれど
一体感を伴ったプロダクトに仕上がっています。
第一印象そのままに、大変優れたデザインとなっていました。
AUDE HEROUARD
MAX PITTION
ポンメガネでは大宮店でのお取り扱いです。
このブランドはシルモで見ないと!ということで拝見させていただきました。新色が三色発表されました。
残念ながら、会期後に伺ったものの良いお店のあるあるですが、客足が途絶えることがなかったため外から伺って帰路に着きました。
clément
まとめ
SILMOの魅力
誰も見たことがないものや、評価されていないものを、自分たちで吟味して仕入れる大切さと楽しきを実感しています。
大きな企業の傘下にないインディペンデントなセレクトショップとしてに我々が居る醍醐味もそこにあると思います。
その熱量に耐えうる層の厚さがSILMOにはあると感じました。
アポイントを取得する段階から「あれ、これまだまだあるのでは?」という流れになり、会場に赴いて自分の考えを新たにしました。
取扱は開始しなかったもののお店が広かったら入れたかったブランドもあり、展示会の存在が次回を期待させてくれる所も魅力的です。SILMOの変化
メガネの国際展示会として最も有名ですが、ワールドワイドというよりもフランスブランドがより割合として多くなっていました。
特にイタリアを筆頭に出展ブランドの減少が見受けられました。
3D造形のフレームは少なく、アセテート製のフレームの割合が高く感じます。入荷予定について
取扱店舗や販売開始時期については後日ご案内申し上げます。